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アニメ制作進行 〜走れ正直者〜 第二話

2018/09/03

※この物語は全てフィクションです。こんな業界もこんな会社も存在しません。

 

 

 

どうも、まんがを描く人のあげまつです。

連載2回目になります。頑張って冬コミまで隔週更新でやって行きたいです。

 

今回は制作進行をしていく上で頭の上がらない二社をご紹介させて頂きました。

 

まずアニメ制作上避けて通れないのが動画工程です。

1話数あたり今の深夜アニメだと大体3000枚から6000枚、

良く動く話数になると8000

 

uf○tableさんが昔10000越えで劇場クオリティといって宣伝してましたが、たった30分アニメにそれだけ絵を描かなくてはいけないのです。

 

よく原画集が売られていますが、あれはあくまで動画工程作業の設計図のようなもので、TVで見られる画面は全て動画マンが一枚一枚描いたものなのです。

ただそれを1枚描くのに対して払われている金額は1200円前後

100枚描いても2万円しかもらえない計算です。

TVシリーズではそのほとんどが海外頼みになっています。割合にすると90パーセント近いのではないでしょうか。

海外の動画仕上げ会社はたくさんありますが、中でもF○I様には大変お世話になっております。

 

あの少人数で無限に思えるキャパは一体どうなっているのでしょうか

一度海外動仕会社で働いてみたくもあります。

 

海外の利点はUP日がよめることと、旧正月でもない限り予約のいらないことだと思います。

クオリティも昔の上がりよりだいぶ良くなっていると聞きます。

もちろん小さいサイズや振り向きなんかは粗が目立ちますが、国内でも難しいのは断られがちで、新人教育のために止め口パクが欲しいと最近はよく言われます。

 

国内は予約が大変難しい状況になっています。大抵の場合スケジュールは遅れていくもので、入れるといわれた枚数が実際に入って来ない場合がざらにあります。(用意できない我々が悪いのですが…)

なので現在は余程の長い付き合いで関係値ができている会社同士か、ものすごい信頼のある制作でないとモノがない状態での予約が難しい状況になっています。

多くはモノがすでにあるかどうか聞かれ、無ければ出来たら連絡してくれと言われてしまうのが現実です。

動画に関してはまた機会があれば書きたいと思います。

 

もう一つの会社、アスフィルム様は主に”線撮”を請け負う会社です。尺を決めるカッティング、音の位置を決めるダビングという作業をする際には一度一本の映像にしなければなりません。

この際すでに全て色がついて本撮になっていればいいのですが、大体は白黒(コンテ~原画)なのでその素材で仮の撮影を行います。

本番の撮影をする会社でももちろんできるのですが、仮の撮影に人員を割くことはなかなかできないので、大概は仮の撮影、線撮を主に請け負っている会社にお願いすることになります。

クレジットではラインテストだったり撮影協力とかで名前が載っているかと思います。

最近だとはねバドの公式ツイッターがアクションシーンの線撮と本撮映像をUPしていますよね。

 

線撮は秒単価で1120円前後でしょうか。30分ものだと1200秒強くらいなので、20万~30万円前後の結構な金額が払われています。

 

制作進行的にはこのカッティングやダビングの前になると線撮を撮るための段取りが発生してなかなか帰れなくなります。

 

全カットきちんと撮影して編集に渡せたか管理ができていないと本気で怒られます汗

 

ア○ラフィルム様は入れのタイミングに柔軟だったり撮影できない素材の場合問い合わせをきちんとしてくださいます。

基本24時間に近い体制で人がいらっしゃるようで、朝方に電話しても対応して下さいます。

 

ギリギリでなんとかなっているのは本当にこの二社様のおかげによるところが大きいです。

ありがとうございます!

 

TAGS

  • アニメ
  • アニメ制作
  • 制作進行
  • 漫画

WRITER

あげまつ

Agemathu 

まんがを描く人

    社会人2年目。SPOT編集部2代目代表。今は下手の横好きで日記代わりにまんがを描く人。
    タイトルは偉大なる先輩が書かれたSPOT vol.2のコラムタイトルから拝借しました。

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